天体観測 astronomic observation 2003 8 23
8月27日に、最も地球に大接近する火星。
火星が、これほどまでに地球に接近するのは、数万年ぶりだと言う。
この数万年ぶりのチャンスに、日本では、冷夏により、
曇りの日が多かったが、夏が回復して、
このまま行けば、何とか、火星が観測できそうである。
望遠鏡メーカーは、ほっとしているでしょう。
27日は、夜の12時頃が、真南に上がって見やすい時間帯です。
もちろん、この日が曇ってしまっても、
9月中は、火星が大きく見られます。
9月9日には、月と火星が接近して見えるそうです。
火星が支配する年。
火星は、戦争や災害を象徴します。
戦争や災害が多くならないように祈りましょう。
さて、天体観測と言えば、小惑星を観測する天文学者がいます。
これは、新しい小惑星を発見して、有名になりたいから、
小惑星を観測しているのではありません。
地球に接近してくる小惑星などを監視しているのです。
超小型の小惑星でも、地球に衝突すれば、水爆が爆発した時よりも、大きな被害がでます。
今年は、大停電に、熱波と、災難続きです。
こういう時は、運が悪い時です。
地球に接近する可能性がある小惑星などを監視する必要があります。
題名を忘れましたが、ディープインパクトという映画だったでしょうか。
笑い事では済まされません。
問題は、超小型の小惑星です。
うまく観測できるか。
時々ありますね。地球の近くを通り過ぎてから、気づいたケースがあります。
地上に住んでいると、わからないでしょうが、
地球は、宇宙空間を超高速で移動しているのです。
軌道がありますから、
超高速で走っている新幹線のようなものです。
たとえて言えば、時速500キロで走っている新幹線のようなものです。
この速度ですと、いくらレールが引いてあっても、不安定です。
この状態で、超小型の小惑星でも地球に衝突すると、問題があるのです。